タロット・カードに秘められた宿命とは?
2018年 03月 01日
タロット・カードに秘められた宿命とは?
イタロ・カルヴィーノ/河島英昭訳
講談社刊
さて、タロット・カードに近づいた私が手にしたのは、イタロ・カルヴィーノ/河島英昭訳『宿命の交わる城』でした。
この本は、いまは河出書房新社の文庫本でも手に入れることができるので、ご興味のある方はお読みください。もっとも、この本は、タロットカードに詳しくなくても、読むことができます。
タロット・カードに導かれる形で物語が進んでゆきます。
「宿命の交わる城」「宿命の交わる酒場」そして、次に書かれるはずだった「宿命の交わるホテル」と…(実際には書かれないままに終わっています)。
まず、イタロ・カルヴィーノという人はどのような人なのか?
イタリアにおいてタロット・カードはどのような位置を占めるのか?
などなど、文学の魔術師である著者のこと、イタリアでこの本の豪華版がまず1000部作られたというエピソードなどを惜しみなく紹介する、巻末の河島英昭氏の解説にまず引き込まれてしまいます。
なお、河出書房新社の文庫には鏡リュウジさんによる「文庫版解説」があります。日本のタロット・カードの第一人者である鏡さんの解説も真摯な一文になっていると思いました。
いずれ、つづきは書いていきますが、今日は導入部のみのご紹介とさせていただきます。
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by spirituals-2
| 2018-03-01 17:32
| 読書の時間
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