Y編集長との会話篇(声がかすれた時)
2012年 10月 26日
わたしはインタビュアーですが、Y編集長といつも一緒。
Y編集長は、ときどき声が出なくなることがあります。
朝、会った途端に「きょうはよろしくね」とかすれた声で言います。
「えっ、Y編集長、声がかすれていますよ。声が出ないと困るんじゃないでしょうか」
「そうなんだけど、出ないんだ」とかすれかすれに答えます。
わたしは、ちょっと、下を向いておまじないをします。
「Y編集長、ちょっと声を出してみていただけますか?」
「どうしたの?」
「ほら、声が出るでしょう」
「あ、ほんとだ。何かしてくれたの?」
わたしは笑っているだけです。
つい先日も、このパターンがありました。
「今日も、声が出ないみたいですね」
朝、お会いしたとき、Y編集長の声が出ませんでした。
「いまから、ちょっとおまじないしてみますね」
しばし、沈黙のあとで…。
「もう、いいですよ。声を出してみていただけますか?」
「あ、ほんとだ。声が出る。ありがとう!!」
取材先で、Y編集長の声が出ないと、わたしは非常に困るのです。
だから、わたしもいっしょうけんめいおまじないをします。